こんにちは!ぽんとろです。
先日やっと『モノノ怪』観ました。

令和に蘇った劇場版『モノノ怪』三部作の
第三作目!完結章です。
本当は初日に観に行く予定だったのですが、
熱を出してしまい断念。
翌週に観に行きました。
で、観に行くまでの1週間、
死ぬほどネタバレを踏みました。
ウワッ初日にネタバレ勘弁してくれよ、
と薄目でTLを観ていましたが、
その後公式がガッツリネタバレを投下しており、終わりました。
…しかもなんか、すごい炎上してない??
劇場版『モノノ怪』三部作、
今回の「蛇神」は完結作である三作目なので、
ファンとして楽しみにしていたのですが、
なんか、大丈夫か??それでも観に行きますが。
映画を観るまで、そして映画を観て、
ひっくるめての感想です。
もちろんネタバレあるので観てない方は注意です。
映画を観に行くまでのアレコレ。
初日に観に行けなかった結果、重大なネタバレを踏む。
なぜ熱など出してしまったのか、
自身の肉体を恨むばかり。
踏んでしまったネタバレというのが、
櫻井孝宏氏演じる薬売りさんが
作中にサプライズ登場する、というもの。
そ、そんなの絶対ネタバレ無しで観たかったヤツ…!!
最初は櫻井氏が登場することに対する
ご意見のポストを観てしまい、
え!!いやでも薬売りさんではなく、別キャラとしての
カメオ出演的なアレかも…!!と信じて流していたら
後日公式アカウントがガッツリ薬売りさんの
設定画を公開しており、撃沈しました。
そしてこの出演が物議を呼んでおり、
ほぼ炎上、という流れになっていました。
観に行く前日にはニュースになり、
プロデューサーの声明だ退任だという話になったので
もう前情報なしは諦めてTLを眺めていました。
後々知ったのですが公式からネタバレ禁止の
期間があったらしいです。
「薬売り」というキャラクターについて。
劇場版モノノ怪は2007年に放送されたアニメ版から
主人公・薬売りのCVやキャラクターデザインが異なり、
完全に別個体のキャラクターとなっています。
そもそも「薬売り」は作品におけるストーリーテラー的な存在なので
色んな薬売りさんが存在し、
アニメ版も劇場版も、たくさんいる薬売りの中の一人、
ということになったようです。
つまり櫻井薬売りの登場って、
「前作主人公」の再登場ってことじゃん!
激熱すぎるし、これネタバレなしで浴びたら最高過ぎる…!!!
なんですが、そうはいかないのが複雑なところ。
そもそも劇場版でキャラデザが変わったのには
だいぶ大人の事情が絡んでいるので、
あんまり手放しで喜べないんですよね。
そもそもなんで炎上してるのか。アニメ『モノノ怪』について。
『モノノ怪』は2007年にノイタミナ枠で放送されていたアニメ。
切り絵や和紙のような作画が独特で
初めて観た時は衝撃でした。
謎の男・薬売りがモノノ怪退治のために、
事件の真相と人の業を暴く…という構成で
めちゃめちゃ大好きなシリーズです。
デザインや物語はもちろん、
何より薬売りというキャラクターがめちゃめちゃ魅力的なんです。
ミステリアスで飄々としていて
しかしめちゃめちゃ強い謎の男。
「メロい」という言葉が生まれるずっと前に
メロ男として存在していた男です。
それが20年近く経ち、令和になっての再始動。
令和に薬売りさんが観られる…!しかもスクリーンで…!
楽しみでしかなかったのですが、
公開前、問題になっていたのが
中の人・櫻井孝宏氏による女性問題。
『モノノ怪』はシリーズを通して、
人の怨念がモノノ怪となりますが、
それは「虐げられた女性」であることが常です。
望まない妊娠や婚姻、性差別、男尊女卑…。
時代の闇に葬られた女性達の悲劇や遺恨が
形を持ち、怪異として顕現する。
それを薬売りが退治のために事件を紐解き、
魂を鎮めていく、というのが物語の根幹となっています。
そして今回の劇場版三部作は大奥がテーマなので
一貫したフェミニズムを掲げている今作に置いて、
女性を虐げた側の人が主人公っていうのはアカンよね、
ということで公式から声明が出され、櫻井氏は降板となりました。
なので公式は出しませんよ!と最初に言ってるわけです。
あの薬売りさんが観られないのかー残念、と思いつつ、
原作ファンとしては納得の理由だし、
新薬売りさんについても、
「64人(!?)いる薬売りのうちの一人」
という設定が公開され、
アニメ版を尊重しつつも劇場版を受けいれることが出来ました。
まあ金田一少年みたいな、演者による違いを楽しめていいよね。
神谷浩史氏演じる劇場版薬売りは、
アニメ版に比べてやや好戦的で早口でかわいいです。
じゃあ石○彰の黒髪メカクレ薬売りとか
子安○人のヒョロガリモノクル薬売りとか
小○大輔の赤髪オールバック薬売りとか
いるかもしれないよね!?と同世代オタクと盛り上がりました。
オタクの妄想は無限大。
なので、櫻井氏の薬売りさんが登場すると聞いて、
まず「なんで??」という気持ちが大きいです。
だって、櫻井氏が降板するから
声優もキャラデザも設定も変わったわけで…。
そりゃあ前作主人公が出てきたらアツいけど、
そういうわけには行かないわけで…。
ていうか声明出してまで出さない理由を述べてたのに
最後の最後にしれっと出すってのは、どゆこと。
それに対して憤りはないですが、
そんなんふつう炎上するだろ、というのが感想です。
ここまで長々と書いてきましたが
これは映画観る前の感想です。
実際映画観てみての感想です。
映画を観ての感想。
物語の感想。
良かった~~~~~。
大奥に150年前に根付いた呪いを解きつつ、
第一章冒頭を示唆するラスト。
人の営みは終わらず、人と怪との関係も続いていく…
という続きをも予感させる結末でした。
個人的に第一章は女、第二章は妻、第三章は母という、
女性を中心にしつつテーマがちょっとずつ変わってた感じですね。
第三章は完結作なのもあって
謎ときはサクッとこなしてまとめに入る感じでした。
個人的に、御水様こと天局様が激マブ女性でしたね。
地雷系っぽいカラーリングとデザインでかわいいのに、
圧倒的な権力を持った女性。
ロリになったりシワシワになったりするのも
上位存在っぽくて良きです。
蛇神のデザインもかなり好きです。
ちなみに特典はランダムのカードだったのですが、

特典はランダムのカード。
カッコイイけど、火鼠だから第二章のやつやんけ。
肝心のシーンはどうなのか。
薬売りさんめっちゃかっこよかったですね…。
そしてやっぱり、ネタバレなしで
このシーンを迎えられたらどんなに嬉しかっただろうか…。
この令和に離の薬売りさんを観られた、
というのでかなり満足です。
でも、声優どうこうで炎上するなら
セリフなしでも良かったんじゃないかなー?とも思います。
あと、アニメ版のキャラデザとはちょっと違って
なんかすごいパツキンでしたね…。
アニメだとややグレーがかった金というか、
絶妙な色合いでしたよね。
「パツキンだなあ……!」という思いが
ちょっとだけありました。
あと全体を通してですが、
劇場版のキャラデザって、どのキャラクターも
美男美女なのがちょっと物足りなく感じました。
アニメ版のキャラデザはかなり独特で
デフォルメ強めなのですが、
それが作品の世界観を形作っています。
なのでそれに比べると劇場版のキャラって
全体的に普通で、あんまり顔覚えられなかったです。
キャラも多いし、前回から期間空いてるから
全然誰が誰だか覚えてない。
いや配信で見返せばいいんですが。
結論。映画は楽しめたけど余計なノイズが多かった。
結論、映画は楽しめたのですが
物語外のノイズが非常に多かった…。
「最後に炎上させないで欲しかったな~」というのが
一番の思いですね。
作品自体は素晴らしいもので、
アニメ版からあった女性の苦しみに
寄り添うという精神が引き継がれていたし、
薬売りさんの介入はモノノ怪関連だけで
それぞれの心の問題は女性同士で
支え合って救われていく、というのも
令和の強さがあってよかったです。
「新規でモノノ怪のアニメ観て、
配信で劇場版を一気見する」というのが
一番楽しめるのではないか、と思います。
当時のアニメシリーズが好きで、
各章劇場に足を運んで…という
リアタイ勢のファンはちょっと損かな…。
正直、そもそも降板させなきゃよかったじゃん、
という思いに尽きます。
その声明さえなければ
新・薬売りさんの活躍も旧・薬売りさんの再登場も
手放しで喜ぶことが出来たと思うので。
ということで、たいへん長々書きましたが
劇場版『モノノ怪』の感想でした。
今後の展開を予感させるラストでありつつも、
ここまで炎上してしまうと
もうシリーズが動くことはないような…。
また落ち着いた時にアニメ版を見返したいところです。
好きなエピソードは「鵺」です。
以上、感想でした!
